
西海岸は潮の干満の差が大きく、満ち潮の速度がとても速いため、潮が満ち始めると短時間で孤立することがあります。海洋警察庁は、干潟事故が毎年繰り返され、事故の大半がライフジャケットを着ていない状態で起きていると警告しています(海洋警察庁は、2026年1〜4月だけで干潟事故26件、死亡4人と発表しました)。この記事は、海洋警察庁・海洋水産部・消防庁・国民災害安全ポータルの案内を順にまとめたものです。
ひと目でわかる
- 入る前:潮時(満潮・干潮)と気象情報を確認、ライフジャケットを着用、スマホは防水パックに。
- 夜間・霧(海霧)のときは入らない。立入禁止区域には入らない。
- 水が満ちる前に余裕をもって出る。澪は渡らない。
- 孤立したら:高い所へ上がって119または海洋警察122に通報、目印で位置を伝える。
- 待つ間:濡れた服と風を防ぐ、体温を守る、バッテリーを節約する、明かりで合図する。
1. 入る前に
- 潮時を確認します。満潮・干潮の時刻と気象情報は、海洋水産部の「ヘロド(Haerod)」「バダナビ(Badanavi)」などのアプリや潮見表で確認できます。大潮(さり)のときは、水がより高く、速く満ちてきます。
- ライフジャケットを着ます。干潟体験でも例外ではありません。
- スマホは防水パックに入れて身につけます。孤立したとき、救助を求める唯一の手段です。
- ひとりで行かず、仲間に戻る時刻を伝えておきます。
- 夜間や霧が出ているときは入りません。海霧の中では方向を見失いやすいです。
- 立入禁止区域には入りません。
2. 干潟にいる間
- 水が満ちる前に余裕をもって出ます。「あと少しだけ」が孤立につながります。
- 澪に注意します。澪は、満ち潮のとき水が最初に、最も速く満ちる深い水路です。近道に見えても渡りません。
- 泥に足がはまったら、力ずくで脚を引き抜かず、体を後ろへ倒すか腹ばいになって体重を広く分散してから、ゆっくり抜け出します。
- 海霧が見えたらすぐに出ます。体験場の旗やブイのロープなどの目印を、あらかじめ確認しておきます。
3. 水に阻まれたら
- ためらわずに119または海洋警察122に通報します。海上事故の通報は、119にかけても海洋警察につながります。早く呼ぶほど、救助する時間が生まれます。
- 位置をはっきり伝えます。周辺の構造物・岩・灯台の方向と人数を伝えます。海洋水産部「ヘロド(Haerod)」アプリの緊急通報は、ボタンひとつで位置を海洋警察・消防に送ります。
- 無理に泳いだり、遠い海岸まで歩いたりしません。近くの高い所(構造物・岩)に上がって救助を待ちます。
- 仲間と離れません。
4. 救助を待つ間:体温とバッテリー
- 濡れた服と風が体温を奪います。水気を絞り、ビニールやレインコートで風を防ぎ、乾いた服や毛布があれば着替えます(消防庁・国民災害安全ポータル)。
- 互いに胴体をくっつけて座り、体温を分け合います。
- ひどい眠気や、震えが止まることは、低体温症が深まっているサインです。互いに声をかけて起きていましょう。
- スマホは省電力にしておき、救助隊との連絡と位置の合図だけに使います。
- 夜に救助隊が近づいてきたら、懐中電灯やスマホのライトを振って位置を知らせ、遠くの明かりに向かって泳がないでください。
5. 救助の瞬間
- 救助隊員の指示に従い、けが人から順にひとりずつ乗り移ります。
- 救助艇が見えても、水に飛び込まないでください。
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よくある質問
干潟で孤立したら、どこに通報しますか?
119または海洋警察122に通報します。海上事故の通報は、119にかけても海洋警察につながります。海洋水産部「ヘロド(Haerod)」アプリの緊急通報で位置を送ることもできます。
潮時はどこで確認できますか?
潮見表や、海洋水産部「ヘロド(Haerod)」「バダナビ(Badanavi)」などのアプリで、満潮・干潮の時刻と気象情報を確認できます。
干潟体験でもライフジャケットは必要ですか?
はい。海洋警察庁は、干潟事故の死亡者の大半がライフジャケットを着ていなかったとして、着用を呼びかけています。
澪はなぜ危険ですか?
澪は干潟の間を流れる水路で、満ち潮のとき水が最初に速く満ちてきます。浅く見えても、渡る途中で孤立したり流されたりすることがあります。
霧が出たらどうしますか?
海霧が見えたらすぐに出ます。海洋警察庁は、夜間や霧が出ているときは干潟や海に入らないよう案内しています。
この記事は公式の案内ですか?
いいえ。海洋警察庁・海洋水産部・消防庁・国民災害安全ポータルの公開資料をまとめたものです。実際の状況では、現場の案内と海洋警察の指示に従ってください。